COLUMN歯科コラム

治療済みでも虫歯が再発するわけは?

2017.09.28

一般的な虫歯の治療は、虫歯を取った後の穴に、樹脂や金属などの詰めもので穴を塞ぎますが、治療してあったはずの歯が、再び詰めものの奥に虫歯ができていた経験ありませんか?

<昔詰めたはずの内部が虫歯になる原因>

一般的に虫歯を取った後、詰めものを詰めた場合、その後に内部が自然に虫歯になることはありません。もし、虫歯になってしまった場合には次のようなことが原因です。

・別の場所からの虫歯の侵入

たとえば、歯の噛み合わせ面のみの詰め物が入ってる場合、歯と歯の間などの表面から見えない場所から新たな虫歯菌が入り込み、以前つめた部分の奥に虫歯が進行することがあります。

 

・詰め物周囲からの虫歯の侵入

詰めもの人工物は決して虫歯になることはありません。しかしその周囲が虫歯になると詰め物の奥にも虫歯が進行することがあります。

・外れかかった金属周囲からの虫歯の侵入

歯に金属などがはめ込まれている場合、セメントなどの劣化が原因で、金属が完全に外れることなく僅かにカタカタと動いている場合、僅かな隙間から虫歯菌が入り込み、金属の下に虫歯を作ることがあります。

・被せてしまえば虫歯にならない?

人工物は虫歯になったりしないため、歯の表面を全て覆ってしまう、かぶせるタイプの治療を行えば、歯の表面からの虫歯は完全に防ぐことができます。ただし、金属の表面から虫歯にならなくても、金属と歯の境目は注意が必要です。どのような被せ物でも、必ず境目があり、多くの場合その場所は歯と歯茎の境目付近に重なります。歯に金属や、セラミックなどを被せた場合は、歯の表面よりも、むしろ、歯と歯茎の境目となる、歯の根元にブラッシング時の意識を集中させましょう。

 

 

 

 

 

 

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