COLUMN歯科コラム

乳歯について

2018.10.21

子どもの歯の特徴

・歯の材質が大人の歯に比べて柔らかく、厚みも半分くらいしかない。

・虫歯の菌に対して、大人の歯より弱い。

・虫歯の進行が早く、あっという間に神経まで達してしまう。

・乳歯は同時に何本もの歯が虫歯になりやすい。

 

乳歯の虫歯は見つけにくい!!!

     ↓ そのわけは・・・

・乳歯の虫歯は進行が早いので神経が死んでしまうのも早く、痛みを感じる期間が短い。

・子どもは遊びに夢中になると痛みを忘れることが多い。

・小さい子どもでは痛みを言葉で表現することが難しい。

 

保護者の方が気を付けてあげることがとても大切です

子どもは虫歯のサインを出しているものです。しかし、冷たい水がしみたり、固いものを食べた時ちょっと歯が痛む程度では遊びにまぎれて忘れてしまったり、うまく表現できないために、一見何事もないように過ごしてしまうケースが多いです。あるいは以前に歯の治療で、痛い思いをしたことがあるため、黙っているお子さんもいるでしょう。お子さんのちょっとした表情の変化や、行動の様子を見逃さず、日頃からこまめにお口の中のチェックをしていきましょう。

子どもの虫歯を防ぐのは保護者の方です!

 

 

子どもの虫歯ができやすい場所

1~2歳・・・前歯

3~4歳・・・奥歯の噛み合わせ

4~5歳・・・歯と歯の間

また、萌出したての時期は虫歯になりやすいので要注意です

 

6歳臼歯

6歳臼歯には深い溝がたくさんついています。その中でも舌面溝(舌側の面にのびている溝)と頬面溝(頬側の面にのびている溝)は完全に生え終わる途中に食べカスがたまりやすくなります。そこでフッ素塗布やシーラントを行い、歯を強化したり、溝をうめて虫歯から歯を予防することが大切になります。

 

虫歯が感染する!!

新生児の口の中には虫歯菌や歯周病菌は存在しません。ご家族の方から口移しで食べ物を与えたり、キスの行為によって菌も一緒に与えられてしまいます。だからと言って、スキンシップも大切ですので、一概に禁止するのは良くありませんが、少なくともご家族の方の虫歯・歯周病を治す必要があります。お子さんの虫歯が多い、歯茎が腫れているなどの症状がある場合、まず家族で同じような症状の人はいないか確認してみましょう。

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